アルクと
あるく
CO-MISSION DESIGN
aLQ by ACSIVE
aLQ(アルク)は無動力。電気やモーターなどの動力は不使用です。振り子とバネの力だけで人間の歩行をアシストします。この技術は名古屋工業大学・佐野明人教授が15年以上の研究・解明をしてきた「受動歩行」理論に基づいたもので、IMASENと共同で開発されたACSIVE(アクシブ)をベースに進化を加えアルクは創られました。健常な人が日常生活で使える歩行アシスト機としては世界初のプロダクトになります。
What We DESIGN
Year of Creation
Co-Workers
Imasen Electric Industrial Co., Ltd.
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Back Street inc. | Produce
log film inc | Film Production
Mori Yutaka | Still Photography
Yokoyama Yoshie | Styling
Sakura | Model
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iiYOU INC. [ ii / micad / digimaric ]
- IDENTITY DESIGN
- PRODUCT DESIGN
- COMMUNICATION DESIGN
IDENTITY DESIGN
世の中になかったものを
ふつうにすることIMASEN(今仙電機製作所)とは、車の部品を主に製造している、愛知県犬山市にある世界的な企業です。この地域にあるのにトヨタ車以外を主に開発している独立系部品メーカーというところにも興味をいだきました。今仙さんとの共通の知人を介して、現在開発中のモデルの色など佇まいなどを相談できるデザイナーを探しているとの事でお会いすることになりました。試作機を見させていただくと、カラーや素材だけでなくプロダクトデザインそのものや、商品の世界観などいろいろと想う事やアイデアのかけらがどんどんと出てきて、いっそ全てを提案せてもらえないでしょうか?と相談をさせていただきました。
基本的性能は、2001年に開発されたACSIVEをベースに、より一般的にユーザーが広がるように開発され健康な人も使用できるウォーキングアシストとしては世界初のプロダクトとなりました。これは、「歩行アシスト」という文化の醸成であること。そして心身の健康と人々の幸福を創生すること。このメッセージを商品に込め、そして伝えること。言い換えると、「歩行アシスト」という存在が社会にとって、よりあたりまえの「日常」になることを目指しています。そして「歩行アシスト機」がユーザーにとって、人生のよきパートナーのような愛着ある存在になれるといいなぁと想いました。
それらのコンセプトからすると、従来のACSIVE(アクシブ)というなまえは機能を説明した用語的な意味合いが強いかもしれないと、もう少し人間味があるなまえがいいんじゃないかと考え、「aLQ|アルク」という名前を提案させていただきました。aLQとは、「歩く」ということと assisting your Life Qualityというメッセージをこめています。このaLQというプロダクトを、パートナーのような存在として感じてもらえるよう、プロダクトそのものを生きたキャラクターにしてみました。なまえは、アルQといいます。
PRODUCT DESIGN
aLQのQを
フォルムにすでにベースとなる基本的な設計は出来ており、フォルムのデザイン調整により、大きくイメージをかえるチャレンジをIMASENさんと共に行いました。
一番の大きなポイントは、プロダクトの本体角度を120℃回転させて全体的に丸みを帯びたやわらかいフォルムに変更したことにあります。これによりユーザーの歩きを妨げない場所に格納することができ、またそれによりaLQの「Q」のフォルムが見えてきました。
これはアイデンティティとなる名前や、もののカタチなどすべてのデザインを同時に行えるからこそ生まれたことだと想います。COMMUNICATION DESIGN
アルクとあるく
20%ラクにあるく広告への展開は、aLQのさまざまな使用シーンそのものを見せるものにしました。お散歩や山歩きや街歩きなど「日常」のパートナーとしてひそやかに存在するその佇まいを写真と動画でデザインしたものです。
アイコンとしてキャラクター・アルQくんも一緒にaLQしています。